香草カラーにご注意ください・・・

嫌われてもいい!!ブログ

 

ピカレスクのお客様でも、美容室でヘアカラーをするとかぶれる

と言う方も沢山いらっしゃいます。

 

白髪が出てきたけど、ヘアカラーするとかぶれるし・・・

 

あっ駅前の美容室の看板に、良さそうな名前の

香草カラーって書いてあったな?

 

一度行ってみよう♪

 

 

では

Q:香草カラーって、ヘナと同じようなものなんですか?

A:簡単に説明するとまったくもって別物です。

香草カラー・漢方カラー・ボタニカルカラー・和漢など

聞こえのいい商品名のヘアカラーは全て人工色素でできた

薬品のヘアカラーになります。

kousoubig

 

天然色素オンリーで髪の毛を着色できるものは、

今のところヘナとインディゴ以外にありません。

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※ ターメリック(黄色)っていうウコンから取れる色素もあります。

 

天然色素でコチニールなどの色素もありますが

天然色素のどれをとっても

肉眼であきらかに見えるほど髪の毛というタンパク質でできた素材には着色しないのです。

 

美容業界には

香草カラー・漢方カラー・和漢・・・等、いろいろ

ネーミングだけは、自然派で配合されてるハーブや漢方などと書かれていますが

髪の毛を染める色素は

ヘナやインディゴのように純粋に植物から取れる色素ではなく

どれも酸化染料という人工染料でできたカラーで、いわゆるヘアダイ(毛染め)

となんら変わりはありません。

 

いわゆるヘアダイというヘアカラーは

酸化染料(1剤)+OXY(2剤)(過酸化水素水)

で構成されており

香草・漢方・和漢は、

酸化染料(1剤・粉)+水(水で酸素を発生させ1剤に反応させる)

というヘアカラーであり髪に染まる色素は酸化染料という人工色素になります。

 

酸化染料として使われるジアミン(代表的)という染料は

旧指定成分に指定されておりアレルギー等を誘発する恐れがある

成分として注意喚起されています。

 

香草カラー・漢方カラー・和漢などのヘアカラーは

過酸化水素水を使用しない分、ダメージや刺激等が軽減できるとも言えますが・・・

ですが、ヘアダイより酸化染料の配合割合は、多いのも香草・漢方・和漢です。

 

過酸化水素を使わず水で反応させるわけですから反応自体は低刺激になりますので

1剤である色素の割合を増やさなければ反応が少ないので染まりが悪い

という見方もできますので

体裁のいい商品名だけども指定成分は多いので

ジアミンアレルギーの方に使ってしまうと大変なことになります・・・

 

特に

ヘナやインディゴ染めをされる方は、毛髪ダメージを気にされる方もいらっしゃいますが

アレルギー等を心配される方だったり、体に少しでもよいものを!

という予防をかねて移行されることも多いと思います。

 

これ以外に酸化染料でのジアミンアレルギーを発症してしまい

探しに探して、天然ヘナにたどり着いた方も少なくありません。

 

このような方もいらっしゃるので世の美容師さんは

メーカーさんの説明を鵜呑みにして

香草カラー・漢方カラー・和漢等のヘアカラーが

本当に植物でできてるなんて思ってはダメですよ!

 

天然ヘナやインディゴは、ヘアカラーのようにすぐに色が出るわけではないので

すぐに色が出る香草カラーや漢方カラーを使いたくなるのも

やる側の人間としての真理もわからないでもありません。

 

”希望の色”を求めるには、やはり人工薬品に頼らざるおえませんからね〜

ですが、すぐに染まるというのはリスクもそれに比例するわけです。

 

そして現在、皮膚のトラブルは、右肩上がりで

パッチテストの義務化も必須になるでしょうし

今まで便利に使われていた普通のヘアカラーに至っても

そのうち制限がかかるかもしれません。

 

これだけニュースなどでヘアカラートラブルが取りだたされれば

メーカーや日本ヘアカラー工業も自主規制も視野に入れるでしょうからね。

 

化粧品登録・医薬部外品登録と美容室で使用される薬品には、必ず検査がありますので

それぞれの基準を満たしたものが、市場に出回るわけです。

 

天然ヘナは化粧品登録ですが、香草カラーや漢方カラーは

医薬部外品登録です。

 

香草カラーや漢方カラーなどは指定成分を配合しているので化粧品認可は取れないのですね。

 

 

そして美容業界に従事する者は、これまで以上に薬品の肌への

アプローチ方法を見直す必要がありますね・・・

 

安易に好みのヘアカラーをするというのは、それだけリスクのあること

だからといって、天然へナが完璧でもありません。

 

 

 

とにかく、酸化染料(ジアミン)でトラブルのある方は、香草・漢方・和漢は、絶対にNGです。

 

僕らプロの美容師が、パーマやカラー、その他の薬品について、もっと知識を増やし

情報開示に責任を持って取り組むべきだと思います。

 

薬品ヘアカラーでトラブルに遭い

天然ヘナは大丈夫でしょうか?

というご相談メッセージもたまにいただきますが

薬品による(ヘアカラー、パーマ)トラブル内容は、悲惨です・・・

 

肌に触れるものは、薬剤でも植物でも道具でも

細心の注意を払いましょう!

 

* ハナヘナさんのブログで分かり易い記事でしたのでお借りしています。

 

ではまた明日。

4 件のコメント

  • かわぐちさーーーーん!

    お元気ですですかー?バンコクから拝見していまーす!

    とても勉強になりました
    ありがとうございます

  • ヘナは、何回調合してもオレンジにしかなりません。
    アレルギーは無いのですが、なるべく身体に優しい物で白髪を染めたいのですが、お勧めの物ありますか?

    • ヘナナチュラルとインディゴを調合されているのですか?
      ブラウンに発色が希望の場合は、白髪量にもよりますが2度染めをお勧めします。
      当ブログに2度染めの記事も沢山書いておりますのでよろしければ参考にしてください。

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